エンジニアがフリーランスとして働くためには、法的な手続きや事務作業をする必要があります。きちんと手続きを行っておかなければ後で困ったり仕事を上手く進められないことになるので、しっかりと準備することが大切です。
まずフリーランスとして働くために必須なのが、開業届です。
開業届は個人が開業するときに税務署に届けるもので、自分が税金を納めている管轄の税務署に届け出をします。届け出の屋号は事業内容を相手に端的に伝えるものなので、どのような仕事を行っているのか分かるような名前にしましょう。事業内容の欄にはどのような仕事をしていくのか、なるべく具体的に仕事内容を記入するようにすることも重要です。
フリーランスとして活動する前に企業などに勤めていた場合、健康保険の変更も行います。
働いていた会社から貰っていた健康保険証は返却し、保険の切り替えをしましょう。その後、国民健康保険に新たに加入するか、これまで加入していた保険に任意継続するのか、健康保険組合に加入するのかを決めます。
法人銀行口座も必要で、個人口座とは別に用意しておきます。
個人口座と一緒にしていると決算のときに間違えてしまったり決算がやりにくくなるので、法人銀行口座は作っておきましょう。社印や会社の概要を持って行けば、すぐに作れます。
ネット環境を整えるのもフリーランスのエンジニアには必要なことで、Wi-Fi環境などをきちんと整えて仕事がしやすいようにしておきましょう。無線タイプなのか有線タイプのものを使うのかを、プロバイダ選びの際に考えておくとスムーズです。